職場に、いわゆる”犯人探し”をしたがる部下がいる
ミスというほどのミスじゃないけど”これ、やった人誰ですか?”と、全体に聞こえるイヤホンで問いただす
時には、「私です、すみません」と答える者もいるが、誰も名乗りを上げないことも、よくある
犯人探しは、同じ事を繰り返さない為には必要かもしれないが、ミスというほどのミスじゃない場合は、このやり方では根本の解決にならない事が多いと思う
明らかなミスや、失敗の場合は、当事者にキチンと指導をする必要がある 同じ過ちを犯さないようにする為だ
でも、例えば「このゴミ箱に入ってないゴミを捨てたのはだれ?キチンとゴミ箱に捨てて欲しいので名乗ってください」であるとか
「このブラインドはいつも4時になったら閉めるんですけど、3時半に閉めたの誰ですか?」
という類いの、”ミスというほどのミスではないけどちゃんとやって欲しいな”レベルの事は、犯人探しをしても意味がない
意味がないどころか人間関係を悪化させたり意欲を低下させるような危険さえあると感じている
できればみんなこうして欲しい
という内容は、全体に共有する事で徐々にレベルアップできる
個々に伝えても その労力の割に成果が出にくい
子供に、「嘘はついていけない」
を伝えるのも、一苦労
小さな嘘を見逃さず 逐一「ほら、嘘ついた」「それ。嘘だよね」なんていちいち指摘していたら、親の前でのびのびと暮らせない子になりそうだ
だから小さな嘘は見逃して、その小さな嘘を積み重ねたらどうなるのかを伝えるようにしている
宿題が終わってからテレビを見るとやくそくしたのに、先にテレビを見て寝る前に宿題をやっていたり
脱いだ服は脱衣場に持っていくと約束したのに脱ぎっぱなし
それら自体はそんなに”悪い”ことではないし破ったところで だから何? という感じだけど
小さな嘘を積み重ねたらどうなるのか
小さな約束を反故し続けたらどうなるのか
それは、信用を失う事につながるのだ
親ですら 「どうせやらないだろう」
と、期待より諦めの気持ちになるのに
社会に出て他人と関わるようになった時、小さな約束を守り信用を積み重ねられる人は社会から必要とされる人財となる
反対に、このぐらいは小さな約束を守れずそれをごまかす癖のある人は、次第に信用を無くし人罪となりかねない
母として、上司として、伝えることの大切さを学び続けていきたいものです
今日も一日お疲れ様でしたー!